日本のコロナ感染者数は760万人(週刊現代)

これはすごい安心情報です。新型コロナウイルスは欧米では猛威を振るっているようですが、日本ではどうなのでしょうか。どれくらい怖いのかを明らかにするには、感染者の大多数を占める不顕性感染者の数を知る必要があると、前回書きました。しかしながら新聞やテレビでは、不顕性感染者を調べるという話を少なくとも私は聞いていません。政府も“専門家”も、これを重視しているとは思えないのです。

不特定多数の人の血清中の抗体を調べたアメリカの予備的な調査では、住民の2.8-5.6%(カリフォルニア)または14%(ニューヨーク)が陽性という結果が出ています。日本では感染発病した人の数はアメリカよりはるかに少ない(人口比で、感染者は1/30、死亡者は1/50)のですが、不顕性感染者の数はアメリカ並みかもしれないと、私は期待していました(4月29日)。

週刊現代(5月16日号)が、慶応大とナビタスクリニックが独立にやった抗体検査の結果を報告しています。いずれも、国民の6%(すなわち760万人)が陽性でした。わが国のコロナ患者数は約15,000人だから、抗体陽性者はその500倍も居るわけで、ほとんどは不顕性感染者だということです。6%が陽性ということは、人口当たりの不顕性感染者数はアメリカ並みです。言いかえれば、日本人の発病率はアメリカ人の1/30ということです。

日本人のコロナ死亡率は、死亡者数(566人)を760万人で割った値、すなわち0.007%となります。毎年冬に流行する普通のインフルエンザでは3,000人ほどが亡くなるのですが、その死亡率(0.1%)よりはるかに低いのです。新型コロナではワクチンや特効薬がまだないということはありますが、十分に注意していれば、それほど恐れる必要はないと思います。

政府の緊急事態延長は、いつまで続くのでしょうか。私が住んでいる我孫子市の駅前では、かなりの数の店が開き始めました。明るさが見えてきた気がします。

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